2007年留学生募集知らせ
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留学体験

竹保 佳子

私は現在、県立広島女子大学国際文化学部3年生で、2006年の3月から1年間の予定で西安交通大学に留学中です。

私が中国留学を真剣に考え始めたのは大学2年の夏でした。専門が国際文化学部かつアジア文化コースのため、アジアの歴史や社会文化についてとても興味を持っていました。また、1年生の頃から中国語を第二外国語として学んでいたので、ぜひ現地に長期滞在し、中国人と会話し、中国人と同じ生活を体験することで、中国人の価値観や生活習慣を感じ取りたいと考えていました。これが留学を決めた動機です。多くの大学がある中でも交大を選んだのは、やはり同じ大学の先輩の影響が強かったからだと思います。私の大学と交大は提携を結んでおり、毎年何人かの学生が留学しています。その先輩たちからこの留学を通じ、体験し
たことや得たものを聞くことで、私自身、交大への留学がとても魅力的なものに感じました。特
に、留学を終えた先輩たちは皆、中国語のレベルが高くなり、確固たる意志を持って帰ってきて
いたので、私も交大に留学し、自分の決断力や判断力、自立心を高めたいと考えました。このよ
うに、先輩や大学の先生から交大に関する多くの情報をもらい、実際に自分の留学生活をイメー
ジできたことが、1番の決め手だったと思います。また、西安という土地柄も私に適していまし
た。中国の歴史が大好きな私にとって、歴史名所が数多く残る西安で中国語を学べることは、大
変有意義だと思いました。北京や上海などの大都市に比べ、まだ古き中国らしさが残る西安の環
境に惹かれました。

私が交大に来て三ヶ月が経とうとしていますが、やはり交大にしてよかったと考えています。一
緒に学ぶ留学生たちは皆個性が強く、面白い子ばかりで、会話をするのが楽しいし、先生たちも
とても面倒見がよく、学生が積極的に先生に質問すれば、丁寧に応じてくれます。また、私のク
ラスは留学生の国籍がバラエティに富んでおり、中国にいながら、世界を眺めているような感覚
を得ることができます。午前中の授業に限らず、午後の補習も充実しており、中国語と同時に中
国料理・太極拳・歴史など中国文化も効率よく学べています。環境を見ても、日本にいたときの
大学はとても小さかったので、キャンパスの居心地が大変よいです。まるで大学が1つの街であるかのように、大学生だけでなく、小さい子どもからお年寄りまで多くの人々が大学内を行き来しているのは、日本では滅多に見られない光景で感動しています。交大の中国語学習環境は大変整っており、自分から積極的に行動すれば、得られるものはとても大きいと思います。これからも「入郷随俗」、「学無止境」を胸に留学生活を満喫したいと思います。みなさんもこの交大で、自分の人生の可能性を広げてみませんか?

中国留学体験レポート(二)
佐々木 孝男 (62歳)
私は2004年6月末、満60歳で定年退職したのをきっかけに、再度、一人でシルクロードの旅をしたく、7月下旬に西安に着きました。約40日間で市内や郊外の名所旧跡を観光し、登山が趣味の私は華山(2160メートル)や太白山(3767メートル)にも登山しました。最後に西安市内の大学を見学するのもよいかなと思い、最初に訪問したのが西安交通大学でした。この大学で特に私が印象に残ったのはキャンパスの広さと50年の歴史が刻まれた梧桐(アオギリ)の大木でした。
西安交通大学の前身は1896年(明治29年)上海に(南洋公学)として創建されましたが、1956年(昭和31年)に上海市から西安市に遷校されました。今年の4月8日は建校110周年及び西安遷校50周年の記念式典が盛大に行われました。私たち、留学生の代表も厳粛な式典と文芸夜会に招待され楽しい一時を過ごしました。ところで、西安交通大学国際教育学院は留学費用も安く、又学習環境がよかったので、翌日、これまでのホテル住まいから留学生寮(25舎)に移りました。
授業は9月上旬から始まりましたが、私は夏場の観光旅行が目的で来たため冬物の衣類や
電子辞典など留学の準備がなかったので、10月に一時帰郷(西安と日本はそれ程遠くな
いので、私には一時帰国という感じはありません。)し、留学の準備をして、再度西安
に戻りました。授業は月曜日から金曜日の午前だけです。土曜日、日曜日及び中国の祝
日は休校です。
ここで私の一日を紹介いたしましょう。
私は学校の敷地内に住んでいるので、6時30分に起床し、7時30部頃、25宿舎近くの
学生食堂でお粥と3種類のおかずで朝食を済ませます(朝食代0.7=10円位)。授
業は1時限は、8時5分から8時55分、2時限は、9時から9時55分までの100分授業です。
3時限は、10時10分から11時、4時限は、11時5分から11時55分までの一
日教科です。
昼食は同年代の学友と学生食堂や学校の近くの個人経営の食堂で済ませます。又、私は
西安に来てすっかり中国人の午睡(昼寝)の習慣が身について、午後は2時ごろまで昼
寝をします。ところで、語学の学習には予習と復習は欠かせません。昼寝の後は午前の
復習をします。
夕食は近くの食堂であっさりと済ませるが、晩酌をした時は食べないことにしています。
夕食は毎日、11時から12時の間ですが、この就寝の時が(私の人生の中で、今が一番幸せな時だな〜)と実感しつつ、眠りにつきます。
ここで老師(教師)陣のご紹介をしましょう。
教師は全員が女性で、とても教育熱心で個性的です。教師の中には英語はもちろん、日本に留学し、日本語を話せる教師もおりますが、当然のことながら、授業中は全部中国語です。
現在、国際教育学院中国語研修系に留学している学生は、日本、韓国東南アジア各国、中央アジア、アフリカ、欧州各国、米国で、大半が10代、20代の若い方々ですが、私のように定年退職して語学留学に来ている方も5,6人いるので心強い限りです。
 私は中国の歴史と文化、文物(文化財、文化遺産等)や中国の名所旧跡、風景に強い関心がありますが、特にシルクロードは高校生頃からの憧れでした。それから25年後の1985年及び1990年の8月、天山山脈のは博格達峰の登山をした時、憧れのシルクロードに来ることができました。人間すべからく(念ずれば通ず)身をもって体験した次第です。現在、中国には31ヶ所の世界文化遺産及び自然遺産があるそうですが、これらを見学し、記行文と写真に残していつかは個展を開催することが今の私の希望です。
 私が西安交通大学に留学した目的は早く中国語をマスターしてこれらの目的を達成したいと思ったからです。
 最後に、西安交通大学国際教育学院は、これまで多くの留学生を数多く受け入れてきた中国語教育のオーソリティーとして、又教師陣の教育に対する情熱と指導力及び学習環境が抜群であることを是非皆様に強調したいと思います。一時、中国の治安が問題視されましたが、西安は日本と1300年以上の交流の歴史があり、現在も学校関係者や大多数の市民は友好的です。ただし、いつの時代も海外旅行や留学生生活は自己管理が原則です。特に私のように定年退職してから中国語を学習したいという方は、物価も安く名所旧跡が数多い西安で夫婦共に、第三の人生を送られることをお勧めいたします。
 

それではいつかあなたと西安交通大学のキャンパスでお会いしましょう。

中国留学体験レポート(三)
牧野 延光(64歳 )
?“西安交通大学”という校名から、鉄道の機関士か自動車の運転手を養成する大学かと質問された、という笑い話があります。これはまったくの誤解で、“交通”のイメージは度外視する必要があります。この大学は理科系から出発していますが、いまは経済、経営、文学、語学、医学などを含む総合大学で、市内で、西安交通大学で学んでいる、というと一目置かれるような良い大学です。校内の東西南北に整備された堂々たる並木道、また、校内に散在する公園、緑地の手入れのすばらしいこと、特に春には梅、桃、桜、牡丹、芍薬、チュウリップ、薔薇などが次々と咲き競うさまは大学というより、公園に暮らしているような感じさえします。毎日散歩しても飽きることがありません。
 西安は昔の長安です。いまから1,200年以上前に、日本から遣唐使がきた唐の都だった街です。安倍仲麻呂、空海が学び暮らした日本との関係の深い街です。古都として当然名所旧跡も多いのですが、いままた、古都長安を彷彿とさせるような街並みの整備も進んでいます。人情、風俗、生活習慣において北京や上海と違った味があります。
 

わたしはこの大学と西安の街がとても気に入って当初の予定を延ばして学んでいます。みなさんもいちど体験してみてはどうですか。

中国留学体験レポート(四)
今掘智彰
 私は学生の頃、テレビゲームの「三国志」を買って遊んだことがあります。しかし面白さがよくわかりませんでした。私はその原因が自分の「三国志」についての知識不足にあると考え、図書館から「三国志演義」を借りてきて読むことにしました。
 この本はとても面白く一気に読んでしまっただけでなく、そのまま「史記」「春秋左氏伝」などの歴史書はもちろん「論語」以下の基本的な中国思想書も続けて読んでしまいました。このように私はすっかり中国文化に魅了されてしまったのですが、しかしまだ中国留学については何も考えていませんでした。
 大学卒業後、私はその日その日を気楽にすごしていましたが、そうこうする内に現在の生活への
不安が募ってきたのです。この不安感と以前からの中国への興味、そして私の学生時代の韓国人の
友達から、留学とは一度おもいきってしまえば難しいことではないと聞いていたこと、これらが私
の中で混合、熟成され、私は中国への留学を本気で考えるようになりました。
 もうひとつ、私の大学の同級生が、一ヶ月の中国旅行の結果、何もかも嫌になって帰ってきたこ
とがあったのですが、これは私をすっかり不安にしました。私の中国への憧れはすべて幻想でない
のか?私は考えました。年をとってから幻滅するよりも、今中国へ行って自分の目で確かめるべき
であると。私は中国留学を決意しました。
 それから時間は瞬く間に流れて、私の二年間の中国留学が終わろうとしています。この経験から
私が得た結論は至極平凡、しかし有意義なものでした。まず古都西安で過ごすことにより改めて中
国文化の重厚さを感じることができた事。そして同時に実際の中国を知ることで盲目的な中国への
憧れも消すことができました。地に足が着いた見解を得ることができたと言えるでしょう。
 心残りなことは二年間学んだにしては中国語の能力があまり伸びなかったことです。私は初めの
予定では一年で帰国するはずだったのですが、西安のゆったりとした時間の流れが心地よく、思わ
ず長居してしまいました。しかしこれはあまりよい判断ではなかったようです。ゆっくり時間をかけて勉強しよう、来学期から気持ちを引き締めようという甘えの気持ちがわたしを堕落させてしまったのです。古人曰く「弓の初学者は二本目の矢をもってはならない」この言葉の正しさを身にしみて感じることになりました。
 私はまだまだ中国語を学びたいと思っています、そして西安を離れがたいという気持ちもあります。さらに言えば日本に帰ってからの見通しもありません。しかしそれでも一度帰ろうと思っています。私のような怠惰な人間は一所に長くいると腐ってしまう、新たな場に身を置かなくてはいけないと考えるからです。中国での二年間が私の未来にどのような影響を与えるかはまだ分かりませんが、私はこの二年間を忘れることはないでしょう。

 

 

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